hikari.incの備忘録

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音大生の未来は厳しい!?その3

こんにちは、hikari.incです。

今回は、

「音大生の未来は厳しい!?その3~地獄の就活編~」

をお送りします(笑)

 

前回の記事はこちら!↓

音大生の未来は厳しい!?その2 - hikari.incの備忘録

 

地元に帰った私ですが、そこに待っていたのは

奨学金と言う名の借金

でした。

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(いらすとやさん何でもありますねw)

 

音楽大学と言うと、お坊ちゃんやお嬢様が通うイメージを抱く方もいらっしゃると思いますが、決して全員が裕福ではありません。
(もちろん、裕福な家庭の子もいます。)
裕福でない家庭の学生がどう通っているのかと言うと、やはり奨学金を借りているんですね。私もそうです。
そして自分で背負ったものは自分で返済しなくてはいけません。
こうして私は、20代前半でウン百万円の借金を背負い、一般企業に就職せざるを得ないのでした。

そんなこんなで、まずはハローワークに通います。
都会ならまだしも、田舎だとなかなかいい企業にめぐり合えません。
ようやく一番最初に就職できた企業も、いわゆるブラック企業で2ヶ月ほど働きすぐに退職してしまいました。
それから、また就活生活が始まるのですが
「○○の仕事が向いているんじゃないか?」「あそこはどうか?」「まだ仕事見つからないの?」と嫌と言うほど家族から言われてしまいます。

「自分はこんなになるために音大に行ったわけじゃないのに・・・」と家族からあーだこーだ言われる度に落ち込んでいました。

また、面接の度に面接官から
「音大まで行ったのに何故音楽家にならなかったの?」
「オーケストラとかには入らなかったの?」
「音楽はもう辞めるの?」
と聞かれるのも辛かったです。

音楽家になれなかったから面接受けてんじゃん!…って気持ちなのにね。

ただ、先ほど田舎にいい就職先があまりないと書きましたが、面接を仕方なく受けている感も感じ取られてしまうのでしょう。またまた就活は難航してしまいます。最終的になんとか職就くことはできましたが、最初の記事に戻ります(笑)

 

音楽家になれず、はたまたロクに就職も出来ない人間に対して世間の目は厳しいものです。音大の現実としては、学生も就活する気持ちがない上に大学もそれほど就活を勧めてきません。なので、全てが自己責任になってくるのです。

(他の大学でも最終的には自己責任ですが、音大ほど就活を勧めない大学は珍しいのではないでしょうか。)

なんだか、音大進学を反対しているブログのようになってしまいましたが、音大進学を考えている皆さんは私のようになってしまった人もいる…と言うことを頭に入れておいてください。

ただ、音大出身と言うことが就職に困難かと言うと決してそうではないと思います。やはり、厳しいレッスンを耐え抜いて来ただけあって忍耐力もありますし頭の回転が速い人も多いと思います。在学中に自分が音楽で食べていけるかどうかってある程度わかってしまっても、どうか悲観的に考えずに前向きに他の道に進むことも考えてみてください。

  

こんな本もあるみたいです!早く出会っておけばよかったかも…(笑)