音大生の未来は厳しい!?その2
こんにちは、hikari.incです。
前回、音大生の未来について少し記載しましたので、今回は自分の経験も踏まえてもう少し掘下げてみたいと思います。
↑前回の記事はこちら。
大学生になると、就職活動を意識すると思います。
しかし、音大生になると少し違うんですね。
音大には音楽家になりたい人が集まっています。
(中には教職や音楽療法士希望の人もいますが、今回は音楽家になりたい人をピックアップしております。)
音大生や音大出身者ならわかると思いますが・・・とにかく一般企業に就職したくないんです!!!!
それはなぜか?
就職=音楽家として負け・・・と言う構図が知らず知らずのうちに出来上がっているんですね。
就職をすれば、どうしても拘束される時間が長くなってしまいます。すると、楽器や歌の練習時間がなくなってしまいますし、本番をこなすことも出来なくなってしまいます。大学時代より練習できなくなって音が劣化したらどうしよう・・・などと少なくとも私はこう思っていました(笑)
更に、就職=音楽家として負け・・・と言う構図が知らず知らずのうちに自分の中で出来上がっているため、就職していることを人に言えなくなります。
中学・高校の同級生に「音大に行って音楽家になるんだ!」と豪語した結果、今はしがないサラリーマン・・・恥ずかしくて周りに言えるわけない!と思っていました。
プロのオーケストラに就職すればいいじゃない?と仰る方もいらっしゃいます。
これがまた厳しいんです!プロのオーケストラのオーディションは欠員が出た時のみ。
更に自分の担当している楽器で欠員がしょっちゅう出るわけではない上に、欠員が出たところにどうにか入ろうと大勢の学生やフリーランスの演奏家が集まってきます。
200人受験して1人しか受からないような世界です。いかに厳しいかおわかりいただけますでしょうか。
そのような感じで、就活もせず、オーディションも受からないけど音楽家の夢を捨てきれない音大生がそのまま卒業してフリーランスとして活動していこうとします。
(最初からフリーランス希望の人はまた違います。)
しかし、フリーランスと言えば聞こえはいいですが、実際にはただのフリーターです。
多くの卒業生はアルバイトをしながら音楽活動をしていきます。
私も卒業後はアルバイトで生計を立てながら細々と音楽活動をしていました。
前回の記事でも書いたように、その後両親から地元に帰って就職するよう約束をしたため結局夢を諦めることになりました。
次回、地獄の就活編!!お楽しみに(笑)